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数字で知る長野県の平成26年地価調査(北信の温泉街の再生遅れる、松本の躍進)(不動産鑑定士、朝倉ブログ)

平成26年長野県地価調査

取引価格の指標とするもので長野県が発表するものです。
前回は、内容を中心に長野県地価調査の内容をブログで書かせていただきました。
>>長野県地価調査、再開発や新幹線延長の効果へ疑問はこちら

今回は数字を中心にみて長野県の実情を把握できればと思います。

調査時点

平成26年7月1日時点

概況

住宅地・商業地とも継続調査地点の平均変動率は下落となりましたが、下落幅は縮小しました。

長野県の用途別平均変動率

住宅地の平均変動率は-2.1%で18年連続下落となりましたが下落幅は0.4%縮小となりました。
商業地の平均変動率は-3.1%で22年連続下落となりましたが下落幅は0.5%縮小となりました。

用途別平均変動率全国順位

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全国の中でも長野県の不動産の競争力は低いものとなりました。
住宅地:全国で27番目
商業地:全国で36番目
全用途:全国で29番目

用途別平均価格

地価調査のポイントは比較的、街中にあるため高めの単価となっております。
住宅地:26000円/平米 85,950円/坪 
商業地:56800円/平米 187,768円/坪
工業地:22800円/平米 75,371円/坪
全用途:34400円/平米 113,719円/坪

下落率上位の地点

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野沢温泉が1位に上山田温泉2位となりました。
温泉街の再生が進んでいないことがわかります。
バブル期の団体客相手設備が、今、流行りのおひとり様ニーズに対応できていないことが原因と考えられます。

住宅地1位 野沢温泉-1  -6.9%
商業地1位 千曲5-1    -7.0% 千曲市上山田温泉1丁目
商業地2位 野沢温泉5-1  -6.9%

住宅地

概況

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軽井沢の5地点で上昇となりました。
長野市5地点、松本市11地点、塩尻市2地点、安曇野市3地点、軽井沢町1地点の計22地点で横ばいとなり、ほかの地点はすべて下落となりました。
高価格地点は長野市が上位を占めるものの、松本市周辺に雇用があり、住宅地としても長野県の中心となっていく様子がわかります。

商業地

概況

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軽井沢町の3地点で横ばいとなりました。
商業地で横ばい地点が見られたのは平成20年以来の6年ぶりです。
高価格地点の1位は長野市であるものの松本市もベスト5のうち2つ入っており、商業地も松本市の地位があがってきたことが分かります。

諏訪地域の住宅地の地価調査平均変動率

原村は移住者が多く、そろそろ下げ止まりをみせてきたように思います。
岡谷市 -2.8%
諏訪市 -2.4%
茅野市 -2.8%
富士見町 -2.2%
原村 -1.9%

まとめ

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長野県の地価の変動率はおおむね全国で30番前後で、全国的にも競争力が低い。
特に商業地が36番目となっており、商業系が弱い。
野沢温泉、上山田温泉と長野県の北信地域の温泉街の土地の下落率がおおきく、再生が遅れている。
主要都市として長野市から松本市へ主役の座が移ってきている。

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