売却査定・鑑定評価、どちらがいいのかわからない、違いを教えてほしい。
- info991630
- 7月3日
- 読了時間: 3分
茅野市・原村で山林を相続したが場所がわからない。
査定か鑑定評価のどちらがいいのかわからない、違いを教えてほしい。
不動産査定と不動産鑑定評価の違い
【違い1.誰が行うか】
不動産の査定は不動産会社が行います。
不動産鑑定は不動産鑑定士が行います。
【違い2.評価の方法】
不動産の査定は、自由で特に決まりがありません。
不動産鑑定評価は、不動産鑑定評価基準により行います。公的価格(地価公示等)を参考にするということで公的な価格から個別性を見ていくというようなやり方になります。
【違い3.成果物】
不動産の査定は、不動産査定書。
不動産の鑑定評価は、不動産鑑定評価書が成果物となります。
【違い4.出てくる価格が違います】
不動産査定価格は、自由度が高く何の価格を表しているのかは、お客様との相談になります。売り出し価格なのか、成約予想価格なのか、お客様のご要望に応じてどの価格を出すのか、また、早く売りたいのかじっくり売りたいのか等の要望によりオーダーに応じて不動産査定価格が決まります。
不動産鑑定士の鑑定評価は、市場での売却価格と呼ばれるものが多く、売買の参考になるような正常価格となります。
【違い5.提出先が異なります】
不動産査定書は、基本的には売却する人の判断基準となり、親族や身内の人と相談するためのものです。
一方、鑑定評価書というのは、依頼者の他に第三者の公的機関にも有効となります。税務署に提出するのであれば親族間売買を適正な価格でやりましたとか、法人が代表者に不動産売却を適正な価格で売却しました、また、裁判所であれば相続や離婚なので遺産分割財産の参考にするようなものにもなります。不動産鑑定評価書は、公的な機関にも有効である一方、作成期間に約1か月かかることもありますし価格も35万円以上かかることもあります。
茅野市や原村で山林を売る場合、100万円から300万円と総額が低く、鑑定評価書にお金がかけられない。また、そこまでして価格を知りたくないというようなことがあるかと思います。費用対効果が見込めない鑑定評価書が必要であっても総額1,000万円以上で鑑定評価書1,000万円以下であれば査定で足りるように持っていくところがあります。
山林や別荘の総額が高い場合は、鑑定書も検討できますが、山林や別荘がそもそも1千万円以上するかわからないから、まずはチェックしたいというニーズもあるかと思います。八ヶ岳ライフでは不動産の売却査定の他に不動産鑑定評価を取るのに足りるかどうかということで、参考のために査定も行っております。
不動産鑑定評価額と査定の金額が、一致するかと言うと一致しないことは多いですが、参考にはなるかと思います。
査定書は、売却する人の判断基準になり、自由度が高く納期も早いし低予算で手に入ります。
不動産鑑定評価書は、公的機関に提出することができる書類ではありますが、査定書より納期までの時間がかかり、費用が高額となります。また、鑑定評価書を発注する際には、経済合理性・費用対効果を考えなければいけないということもあります。
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