不動産売却を検討している際に気になるのが、売却後にかかる税金、特に住民税についてです。今回は、実際に茅野市で不動産を売却されたA様の事例を参考に、税金の計算方法や節税のポイントを詳しく解説します。
1. 譲渡所得税とは?3つの税金が含まれます
不動産売却で得られる利益は「譲渡所得」として、以下の3つの税金がかかります。
・ 所得税
・住民税
・ 復興特別所得税(2023年現在)
例えば、茅野市で築10年の別荘を売却したA様の場合、売却益が1,200万円でした。この売却益に基づいて、譲渡所得税を計算してみましょう。
2. 税金の計算方法
譲渡所得税は、次のように計算します。
【譲渡所得課税額の計算式】
不動産売却で得た金額-(購入時の費用+売却のための費用)
【譲渡所得税の税率】
・ 短期譲渡所得(所有期間5年以下 :所得税30.63%、住民税9%、復興特別所得税2.1%
・長期譲渡所得(所有期間5年超) :所得税15.315%、住民税5%、復興特別所得税2.1%
A様の場合、所有期間が8年であったため、長期譲渡所得が適用されました。
3. 実際の計算例
A様が支払う税金は以下のようになりました。
【条件】
・売却価格:2,000万円
・購入価格:1,000万円
・売却にかかった諸費用:200万円
・所有期間:8年
【計算結果】
譲渡所得課税額:2,000万円-(1,000万円+200万円)=800万円
税率は長期譲渡所得が適用されるため、次のようになります。
・所得税:800万円 × 15.315% = 122.52万円
・住民税:800万円 × 5% = 40万円
・復興特別所得税:800万円 × 2.1% = 16.8万円
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