不動産売却を進めるうえで、気になるポイントのひとつは、売却完了までにどれくらいの時間がかかるのかということです。
「売れないまま何年も経ってしまうのではないか…」と心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、不動産がすぐに売れるとは限らず、タイミングや条件によっては、売却が長引くこともあります。
このコラムでは、不動産売却にかかる平均期間について説明し、売却が長引くケースについてもご紹介します。
(1)不動産売却の平均期間は6ヶ月(半年)
一般的に、不動産売却にかかる平均期間は約6ヶ月だと言われています。
不動産売却には複数のステップがあり、それぞれに時間がかかるからです。
以下に、ステップごとの目安期間をまとめました。
・査定依頼:1~2週間
・査定結果の検討・仲介会社選定:2週間~1ヶ月
・媒介契約の締結:1~2ヶ月
・売却活動(広告・内覧など):2~5ヶ月
・売買契約・引き渡し:3~6ヶ月
買主が見つかるまでの時間が特に重要で、売却活動に数ヶ月かかることが一般的です。
そのため、”半年以上の余裕を持って売却計画を立てること”をおすすめします。
(2)売却期間が長引くケース
売却期間が長引いてしまうケースには、いくつかの共通点があります。
以下の条件に当てはまる場合、売却がスムーズに進まない可能性があります。
・売り出し時期が悪い
・不動産仲介会社の選択ミス
・競合物件が多い
<ケース1>売り出しのタイミングが悪い
不動産市場には、**売れやすい時期**と**売れにくい時期**があります。例えば、春や秋は引越しシーズンであり、物件を探す人が増えるため売却がスムーズです。
一方で、それ以外の時期は購入希望者が少なくなるため、売却が長引きやすいのです。
<ケース2>不動産仲介会社の担当者の能力不足
不動産仲介会社や担当者の能力により、売却活動の進み具合は大きく変わります。
信頼できる仲介会社を選ぶことが、売却成功のカギです。以下のポイントを基準に、比較検討をしてみてください。
・売却実績
・広告活動の積極性
・担当者の対応スピード
<ケース3>競合物件が多い
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