不動産売却を進める際、住宅ローンを完済することができた場合には、抵当権を抹消するための登記手続きが必要です。しかし、「抵当権とは何か?」「抹消にどれくらいの費用がかかるのか?」という疑問をお持ちの方も多いかと思います。
今回は、抵当権抹消の必要性や費用の相場、手続きの流れについて解説します。不動産売却に関する基本的な知識として、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1. 抵当権とは?なぜ抹消する必要があるの?
抵当権とは、住宅ローンを借りる際に金融機関が設定する権利のことです。これは、住宅ローンが返済されない場合に備えて、不動産を担保にするための制度です。
ローンを完済すると、抵当権は不要となりますが、そのままにしておくと不動産の売却や名義変更に支障が生じることがあります。そのため、抵当権を正式に抹消するための手続きが必要です。
2. 抵当権抹消にかかる費用相場
抵当権抹消には、以下の2つの費用がかかります。
・登録免許税:不動産1件につき1,000円(例:土地と建物の2件なら2,000円)
・司法書士手数料:相場は約1.5万円。手続きに不安がある場合には、司法書士に依頼することが一般的です。
3. 抵当権抹消の方法
抵当権抹消は、自分で行う方法と司法書士に依頼する方法があります。自分で行う場合、必要な書類を準備して法務局に提出する必要がありますが、手続きが複雑なため、多くの方は司法書士に依頼しています。
不動産売却をスムーズに進めるためには、抵当権抹消の手続きをしっかりと行うことが大切です。万が一、手続きがうまく進まないと、買主とのトラブルにつながることもあるため、注意が必要です。
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